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2007年 12月 05日

たくちゃんからコメントもらったから一応書いとく。

とりあえずスルーされるかと思ってたら、熱いコメントを頂いたので。
思うところを書いておきます。

これは、私のブログで、私の思うところを書いてるわけで、
それに対してコメントを頂けるのは、大歓迎で、ありがたく思ってます。
たくちゃんからコメントは、全くその通りだと思うし、たくちゃんやその他、スポーツを愛する多くの人に不快感を与えたなら、ここでお詫びしておきます。

あの書き込みを書いたそもそもの気持ちというのは、2つの謝罪会見を見たくもないのに、見なきゃならない状況があって、その質問してる側があまりにも低能な質問しかしない事で、イラっと来てるところに、やくみつるがそれに輪をかけて低能なコメントをしているのを見てしまってさらにイラっと来て、そもそもなんでそんなにイラっと来るかといえば、そもそも謝罪会見とかテレビで大騒ぎする程の大問題なのか?
ただのボクシング一家の子供と、相撲しか知らないモンゴル人のことで、大騒ぎする日本のマスコミの低能ぶりにイラっと来て、そもそもスポーツで大騒ぎする国民がいるからマスコミが大騒ぎするわけで・・・
星野JAPANが勝って大騒ぎするのは、全然良いと思いますけど・・・
子供が試合で反則して、勝ったならともかく、キチンと減点されて負けてるのに大騒ぎしたりって・・・
なんて、ちっぽけなんだと。
って、考えて行った先に、そんなこと考えてる自分もまたまた、なんてちっぽけなんだと、同類なんだという所に行き着いたわけですよ。
で、そのアンチテーゼとして、自分を含めたすべてに対するアンチテーゼとして、あの文章を書いてみたのです。

で、まぁ論点はいくつかに別れるんですけど、

星野JAPANは、見てないし興味も無いけど
別段スポーツを否定するつもりもないし、
感動するのもわかります。

でも、まぁ、私的には、自分に打ち勝つのは素晴らしいと思うが、
人に打ち勝つ事には興味が無いのです。よその国に打ち勝つ事にも。
昨日より一秒早く走れるようになったり、高く飛べるようになったり、それは個人的にやってもらってかまわないし、素晴らしいとも思うけど、それを隣の誰かより早くとか、誰よりも早く一番を目指すのは、私は興味が無い。

尚かつ、自分は何もしないで、人が争っているのを見てる人にも興味がないのだが、
自分は何もしないで、それを批評するのはどうなのか?
ということなのよ。
元選手の人がコメントしたり、芸能レポーターにしたって自分が取材したり、身体はって、自分張って語ってるからまぁ、許せるんだけど・・・
視聴者と変わらんスタンスで子供じみたコメントしか出来ない人物はどうなのか?
ということ。
まぁ、やく みつるはどうでもいいんだけど。

何にしても、スポーツを見て感動するという事は、人間の本質的な部分で感動するわけでしょ?
>>自分に打ち勝ち試練を乗り越え、人を感動させられる格闘家やアスリートは、きっと人間の大きな魅力的な人達と思う
ってのは、同感だけど、その感動の本質的な部分って、スポーツにしても、アートにしても、人間性の根本の部分から沸き上がって来るもので、
その根本的な自分の中の衝動をキチンと理解して生きていかないと、そろそろヤバい時代になってると思うわけです。
星野JAPANに感動してるのが、良いとか悪いとか言いたいわけじゃなくて、
オリンピックにしても未だに、自分の国が勝つと嬉しいし、大リーグで日本人が活躍すると嬉しいし、甲子園で自分の同郷の学校が勝てば嬉しいし、スポーツに全く興味の無い私でも、そう感じてしまうわけです。
その、自分と共通項のあるモノを自分の延長線上に感じて共感するのってのが、結局、同じ価値観が好きで、違う価値観が認められないっていう、いじめや、国家間や宗教間の争いの元になっている衝動と本質的に同じだという事を、キチンと認識して、世の中をちゃんとしていかないとヤバいと思うわけです。
21世紀にもなって、未だに戦争もオリンピックも止められない人類は、ちょっと未熟じゃない?
スポーツを否定しないけど、その本質って結局本能で、人間て21世紀にもなって未だに本能に振り回されているってことを自覚していかないと、進歩が無い。
結局、食べなきゃ死ぬし、本能や欲求てのは沸き上がって来ちゃうんだけど、本能のままに生きてちゃしょうがないし、人間なんだからそろそろ理性で生きても良いんじゃない?
多くの人がスポーツで感動してるのを否定するつもりなんか無いけど、趣味思考の問題だからといって、自分と違う知らない世界を否定しちゃだめだと思うわけです。
私は、争いの無い世界の方が良いって思っているだけなんです。
「自分に勝つ」ってのは美しいけど・・・
「人に勝つ」って呪縛から解放されないと人類は次のステップに進めないと思うわけです。
今の経済しか価値基準を持てなくなってしまった社会の本質は、経済活動という競争で、
競争というのは格差の上に成り立っているわけで、経済社会の中で格差のない社会は、実現できないわけで、そろそろ経済とか競争原理とかから脱却した新しい価値観を見つけ出さないと、環境破壊は止まらないし、温暖化は進み、石油は値上がりし、食料は不足し、戦争は繰り返されて、何にも良い事無いと思うのですよ。
その根本が、「人に勝つ」「人より優れている」「人より豊かになりたい」という衝動そのもの。
その衝動を否定するのではなく、理解して飼い馴らしてうまくコントロールしていくことが重要なんじゃないかと思うわけですよ。
まぁ、そうゆう意味でスポーツっていうのは、衝動をコントロールしているんだけど、ちょっと直接的。

格闘家にも素晴らしい人もいるし、全然尊敬できる人物もいるけど、私としては、その強さを人間に向けないでくれたらもっと好きになれるよ。
人を殴る強さより、人を抱きしめる強さ。
人を支える強さが好きです。

人類の数が地球に対して少なかった頃は、競争してても良かったけど、
もう人口も飽和状態なんだから、競争じゃなくて共存を価値基準にしたら如何でしょう?

別段、ここで何書いたって世の中からスポーツが無くなるわけじゃないんだから、
スポーツが好きな人はそれでいいし、
スポーツに興味が無い人がいても別に良いじゃないですか?
判らないから否定しているのではなくて、判った上であえて書いてるんですよ。
スポーツって素晴らしいって、世の中で当たり前に語られている事に対して、
あえて書いてみているんです。
力道山の時代から、王、長嶋の時代から、スポーツは進化したと思いますが、
見てる方は成長してるんでしょうか?と。

スポーツって素晴らしいって、それは世界中でスポーツが行なわれてるんですから、
そうなんですよ。
素晴らしいんです。
だから、見てる方にも素晴らしくなって欲しいんですよ。
未成年の子供を祭り上げてプレッシャーかけて、反則して負けたら袋叩き見たいなことは、やめて欲しいんです。
で、その子供に対して子供じみた事を言う批評家をTVで見たくないんです。
モンゴルから来て、相撲しか知らない、言語もメンタリティーも日本人と違う孤独なプレッシャーに押しつぶされて情緒不安定な青年に、優しく接してあげられないインタビューアーも見たくないんです。
心が痛みます。
だったら、最初から争いの無い、スポーツも無い方がマシだと思ってしまうんです。

でも、
星野JAPAN!!おめでとう!!!
そして、感動をありがとう!
スポーツって素晴らしいです。

by Yanon666 | 2007-12-05 01:17 | ブログ


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